(5)意見交換 |
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流通コストの部分は書き直そうと思っているが、LPガスの場合は、他の商品と違って扱いが非常に難しく、保安にも費用がかかるという側面については書いてもいいと思う。中国では、補助金を除いて価格は約3分の1だが、非常に危険なことをしている。我が国でも昔はボンベ売りであったが事故防止のため、保安面で対応し今の形になっている。そこのところを理解した上で、その中でどう競争を導入するのかという意識が必要だと思う。 |
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情報開示について今までは販売店に任せてきたため、販売店によって格差があった。 |
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販売事業者によって格差が相当あるということで、小規模零細な事業者への情報公開はどうするか。「LPガス料金透明化に向けての提案」ということで、6項目挙げられているが、これをどう進めていくかということが極めて重要な課題である。 |
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今まで議論してないが、議論が必要だと思うものに、切り替え競争の問題をどう言及するかということがある。基本的な考え方としては、競争状態が導入されたというプラスの面はあるものの、悪質な業者が散見されるという点、必ずしも消費者に正しい情報を提供していないという点、原価割れに近い安い価格でとって、後で値上げをするというように公正でない競争になっている面があるということ、それと業界全体のモラルとして、この問題に関し真剣に検討する必要があるというような書き方かと考えている。一方消費者としても、この問題には非常に関心を持っており、評価できないという感じなのかと思う。 |
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今は関東周辺だけだが、これが全国に広がった場合、消費者を巻き込んだトラブルに発展する可能性があり、より不信感が強くなるということを危惧する。将来的にはこの問題の方が大きな問題となるのではないか。 |
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都市ガスについては、引く時に配管代を取られる。消費者はLPガスでも都市ガスでも、払うものは払った上で権利を主張するという方が良いのではないか。 |
○ |
無償配管の撤廃ということについては、アクションプランの中で真剣に議論し、解決していくことにしている。これも切り替えの問題が背景にあるからである。
報告書に関しての今後の作業として、分かりやすい料金情報の事例を事業者側から出して欲しい。模範例を記載したいと考えている。 |
○ |
情報提供の具体的なプランについてはいくつか提案するつもりである。LPガス懇談会などを通じ消費者と事業者の対話をもう少し密にすること、都道府県の防災課、生活課などへ定期的に情報を提供し、その中から生活情報誌に取り上げてもらうこと、などを考えている。また、消費者団体ともネットワークを作りたい。石油情報センターが主催しているLPガス懇談会に参加したメンバーにお願いし、継続的に情報を提供したいと思う。また、石油情報センターやエルピーガス振興センターには、ホームページもあるので、報告書にはそのアドレスや、情報センターのデータも載せたいと考えている。問題なのは一部であって、全体ではないという事もしっかり書きたい。 |
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次回開催予定 |
4月18日(火) 14:00〜 日本LPガス協会会議室 |