一般家庭でも自家発電と給湯が可能
水を電気分解すると水素と酸素ができますが、この逆を利用したのが燃料電池です。水素と酸素を化学反応させて、電気と水を発生させるシステムのことです。発電で排出するのは水(湯)だけですから、騒音もなく環境にやさしいだけではなく、廃熱を暖房や給湯にも利用でき、高い効率のエネルギー活用が可能です。近年、地球温暖化や省エネなど21世紀の課題を克服する画期的なシステムとして、経済産業省でも積極的に開発に取り組んでいます。すでに業務用では、LPガスを燃料とした200kWの燃料電池(リン酸形)が市販され、稼動しています。一般家庭でもLPガスから水素をつくり、それを燃料電池に使って電気と給湯に使用することが、数年後に可能となります。
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