LPGC WEB通信
Vol.128 2025.01.06発行
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。旧年中は弊センターに対し、格別のご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
ロシアのウクライナ侵攻を契機としたエネルギー価格高騰、供給途絶リスクの発生、コロナ禍で進行した社会経済活動の変化は、国際エネルギー情勢に大きな影響を及ぼし、一旦は正常化する中で中東情勢が不透明化、再び安定供給リスクが意識され、エネルギー安全保障とカーボンニュートラルの両立という困難な挑戦が続く情勢となっております。
こうした中、LPガスは、カーボンニュートラル対応や、災害強靭性、優れた環境特性など、その特徴を生かす一方、LPガス産業としては、液石法省令改正等により、取引適正化に向けた取り組みを着実に進めることが求められている状況です。
弊センターは、こうしたLPガスの課題やその特徴を生かした取り組みの一助となれるよう、引き続き事業を推進しております。
LPガス国際セミナーは、本年もハイブリッド開催とし、3月4~5日に開催予定です。テーマは、「安定供給と低炭素社会へのトランジッション~サステイナブルなエネルギーとしてのLPガスの役割」とし、総括質疑も実施予定です。アジアLPガスフォーラムとともに、最新の需給、カーボンニュートラルを含む様々な課題への対応、アジア諸国の投資環境等を発信いたします。皆様の多数のご参加をお願い申し上げます。
昨年、全国9地域、一部ハイブリッドを含むWEB会議で実施した地方懇談会は、引き続き「取引適正化」、「保安」という2テーマで、消費者や事業者、行政の参加を得て懇談を行いました。販売事業者調査は、経営実態、取引適正化等について、関係団体のご協力を得て、全事業者を対象とするWEB調査を実施しております。今後も、これら国の委託事業を一層充実させます。
自衛的燃料備蓄補助事業は、補正と本予算で約32億円、災害時の避難所、医療・福祉施設等を運営する団体に交付予定です。また、制度広報として、昨年、大阪と東京の展示会に出展、事例調査等も行いました。構造改善補助事業は約4億円、販売事業の合理化・効率化に取り組む事業者に交付予定です。
また、小売価格低減に資する配送合理化・設備整備補助事業は約73億円、事業効率化に取り組むLPガス事業者等に交付予定です。
本年も弊センターの各事業へのご理解とご支援をお願いし、LPガス業界の益々の発展と皆様のご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。