LPGC WEB通信  Vol.119  2024.04.10発行 

 令和5年度第二回理事会 開催報告

 一般財団法人エルピーガス振興センターの「令和5年度第二回理事会」が去る2月29日、ウェブ会議で開催され、「令和6年度事業計画及び収支予算」についてご審議をいただきました。

1.事業計画
事業概要
 令和6年度は、現状として、次に掲げる事業への取り組みを計画しており、掲げる事業には、公募への応募案件も多く含まれています。

① 調査研究事業として、LPガス販売事業者に対して、経営や小売販売状況の実態、LPガス価格の透明性確保や取引適正化の実態を調査する、全国各地域(またはWEB上)でLPガス地方懇談会を開催する等の「流通・販売業経営実態調査」については、国による公募に企画提案を提出する予定です。

② LPガス販売事業者の人手不足解消、配送業務の効率化を図るため、遠隔でのガス栓の開閉や遠隔検針が可能なスマートメーター、配送車両、充てん所の自動化等に資する設備等の導入を支援する事業及び需要家側のLPガスバルクの大型化等による購入コストの低減や燃料備蓄を推進する観点から、LPガスバルク等の導入支援を行う事業「配送合理化・設備整備補助金事業」(令和5年度補正)は、国による公募に企画提案を提出したところです。

③ 小売価格低減に資する「配送合理化補助金事業」(令和4年度補正)は、令和5年度中に事業完了しない案件が発生しており、国の繰り越し承認を得て引き続き実施予定です。

④ 小売価格低減に資する「設備導入補助金事業」(令和4年度補正)は、令和5年度中に事業完了しない案件が発生しており、国の繰り越し承認を得て引き続き実施予定です。

⑤ LPガス販売事業者の構造改善推進のため、系列を超えた波及効果が見込まれる事業等に要する費用を助成する「構造改善補助金事業」(令和6年度)は、国による公募に企画提案を提出する予定です。

⑥ 大規模災害時等においても、施設の機能を維持することが必要な避難所又は避難所となり得るような施設若しくは避難困難者が生じる施設等の社会的重要インフラ施設に、災害時に備えた自衛的な燃料備蓄のための石油製品タンク及び石油ガス災害バルク等の設置に要する経費に助成する「自衛的燃料備蓄補助金事業」(令和5年度補正)は、国による公募に企画提案を提出したところです。

⑦ 「自衛的燃料備蓄補助金事業」(令和6年度)は、国による公募に企画提案を提出する予定です。

⑧ 「自衛的燃料備蓄補助金事業」(令和5年度)は、令和5年度中に事業完了しない案件が発生しており、国の繰り越し承認を得て引き続き実施予定です。

⑨ 石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち、産油・産ガス国産業協力等事業として、産油・産ガス国と我が国との関係強化、安定的かつ低廉な供給確保を図ることを目的に、LPガス国際セミナーやアジアLPガスフォーラムの開催等を行う「産油・産ガス国産業協力等事業」については、国による公募に企画提案を提出したところです。また、LPガス関係国との協力強化を図る「国際協力事業」については、引き続き実施する予定です。

⑩ 広報活動として、賛助会員へのメールマガジンの定期配信及びホームページを通じた当センターの事業実施状況などの情報発信等の広報事業を実施いたします。


2.収支予算
 収支予算(案)につきましては、さらなる支出の削減等につとめることで収支予算は「当期経常増減額」10,147千円となりました。


 なお、経済産業省の公募に応募した上記6件の事業は全て採択され、本日現在、交付決定を受けた、あるいは近々に交付決定を受ける予定であることを併せてご報告いたします。

(総務部)