LPGC WEB通信  Vol.45  2017.12.11発行 

新潟県南魚沼市で講習会を開催

今回は、新潟県南魚沼市「南魚沼市消費者協会」(副会長 木村 好子 氏)より、大沢ふれあ
いサロン啓発講座の研修項目として、LPガスについて学びたいとのご要請を受け、約40名
の参加者を集めての講習会を開催しました。
講習会申込者の木村副会長は新潟県消費生活サポーターかたくりネットの会長等としても活躍
されており、更に同氏は、エネ庁及び弊センター主催の液化石油ガス懇談会(エネ庁・地方自
治体・消費者・事業者団体・学識経験者が一堂に会するLPガスに関する審議会)の北関東地
方懇談会では、新潟県代表の消費者委員として活発にご意見をいただいています。
講習会々場(大沢ふれあい館:越後湯沢駅からJR上越線で2駅約10分の大沢駅より、徒歩
7分)の大沢地区は、米どころ新潟の中でも最高級ブランド米の産地であり、上越国際スキー
場大沢ゲレンデの麓にありました。受講者は大半がLPガス世帯で、オール電化が数名の構成
でした。

 
会場の「大沢ふれあい館」 木村副会長の講座

会場の「大沢ふれあいの館」の位置 

今回は講座が木村副会長による「悪徳商法の啓発講座」を皮切りに、南魚沼警察署の「講和
(特殊詐欺(オレオレ詐欺・架空請求詐欺))等)」、そして当センターの講習で開催され、
参加の消費者の皆様は、熱心に聴講されていました。
当日は「消し忘れに注意しましょう」をテーマにとの要請に基づき、LPガスの安全性と保安
を中心に、もともと災害対応力の高いLPガスの基礎知識や、過去の災害時の教訓を基にLP
ガス業界が取り組んでいる供給体制の強靭化の現状を、都市ガスとの比較も交えながら、平常
時からのLPガス使用時の注意点及び心構えやチェックポイント等について講習しました。
教材は、当講習会用に作成したテキストに加え、当センターで発刊した消費者向け啓蒙冊子
「LPガスのある暮らし」(この冊子は、スマートフォンでも閲覧できます)及び「(家庭用
LPガス保安ガイド)安全・安心にお使いいただくために」(LPガス安全委員会)を使用し
ました。

    当日のテキスト
   
 

LPガスの安全性と保安を説明する講師

 
熱心に聴講される受講者

□開催日  平成29年10月24日(火)13:00~14:00
□受講者  40名
□開催場所 大沢ふれあい館
□新潟概況 家庭業務用消費量   969千トン(平成28年 日本LPガス協会データ)
      人口       2,270千人 (平成29年4月新潟県推計データ)
      世帯数        890千世帯(同上)
□南魚沼市 人口          57千人 (平成29年10月南魚沼市統計情報)
 概況   世帯数          3.6千世帯(同上)

□講習内容 ①LPガスの安全性と保安
      ②災害に強いLPガス!
      ③エネルギー政策におけるLPガスの位置づけ
      ④LPガスの基礎知識(特徴、輸入、備蓄、用途、料金、契約、災害対応等)
      ⑤LPガスの販売指針
      ⑥LPガスの料金と契約について大切なこと

□受講者のエネルギー構成(アンケート回収24名/出席者40名)
      ○LPガス         19名
      ○IHヒーターのみ電気  1名
      ○オール電化       1名
      ○都市ガス        6名

      ○無回答         3名

□受講者のご感想(アンケート結果)
有難いご意見・・・
・説明がこまかく、ていねいでした。むずかしかったですが、ある程度わかりました。
・わかりやすくしてもらいました。
・今迄聞いたことがなかったので話が聞けてよかった。
一方でこのようなご意見もありました。
・LPガスが災害時に様々な役割となることを知り大変感心(関心)しました。
・目に見えない物ときけんを感じよかった。
・LPガスは火力が強く好きです。これからも気をつけて使い続けたいと思います。ガスで炊
いたごはんは特においしいです。

講習会終了後、副会長他の方から「勉強になりました。参考になりました。」とのコメント
を、また、後日ご丁寧に御礼のお電話までいただき。今回が3回目の講師である私にとり地域
の皆さまのお役に立てることができ、講習会の効果を感じました。

今後も、より多くの消費者にLPガスの有用性を再認識いただくと共に、「かしこい消費者」
を目指していただくため、一歩踏み込んで料金・取引について認識を深めていただくべく、講
習会メニューに工夫を加えていく所存です。
また、LPガス世帯・エリアのみならず、今回同様、非LPガス世帯・エリアに対しても、
LPガスの良さをお知らせしたく、講習会のご要望をお待ちしております。
(広報室/中谷 嘉行)