今回は、東京都大田区「糀谷生活学校」(委員長 手塚 澄子氏)より、同校の研修項目とし
て、LPガスについて学びたいとのご要請を受け、約20名の参加者を集めての講習会を開催
しました。
京浜急行空港線大鳥居駅から、徒歩5分の萩中公園内に位置するする講習会々場は、住宅地の
真只中にあり、受講者は大部分が都市ガス世帯で、LPガスはゼロ、オール電化が2名の構成
でした。
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会場の「大田区萩中集会所」 |
当日は「知って納得、使って安心」をテーマに、もともと災害対応力の高いLPガスの基礎知
識や、過去の災害時の教訓や基にLPガス業界が取り組んでいる供給体制の強靭化の現状を、都
市ガスとの比較も交えながら、いざ大規模地震が発生したときに備え、平常時からのLPガス
の使用及び心構えやチェックポイント等について講習しました。
また、テキストや資料に加え、東北震災で活躍した災害対応型バルクシステム導入例の動画
(日本LPガス団体協議会制作)も活用して、災害時に強いLPガスを説明しました。
併せて、2月に経済産業省からLPガス料金の透明化及び取引適正化に係る具体的措置につい
て発表があったこともあり、消費者としておさえておくべき料金のこと、契約のことについて
もLPガス消費者の課題として触れました。
教材は、当講習会用に作成したテキストに加え、当センターで発刊した消費者向け啓蒙冊子
「LPガスのある暮らし」を使用しました。この冊子は、スマートフォンでも閲覧できます。
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当日のテキスト |
LPガスのある暮らし(画像をクリック) |
また、FRP容器を展示し、見て触れていただき、都市ガス世帯やオール電化の場合は特に、
庭先でのBBQ利用やファンヒーター等で平時も災害時も活用できるLPガス利用形態である
事と、現在モデル検証中で普及には暫く時間を要するが、期待してほしい旨呼び掛けました。
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講師デビューで熱が入る講師
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熱心に聴講される受講者
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□開催日 平成29年7月21日(金)13:30~15:00
□受講者 20名
□開催場所 大田区萩中集会所
□東京都 家庭用業務用消費量 617千トン(平成28年 日本LPガス協会データ)
人口 13,600千人 (平成29年5月住基台帳べース)
世帯数 7,070千世帯(同上)
□大田区 人口 722千人 (平成29年5月住基台帳ベース)
世帯数 385千世帯(同上)
□講習内容 ①エネルギー政策におけるLPガスの位置づけ
②LPガスの基礎知識 - 特徴、輸入、備蓄、用途、料金、契約等
③災害時におけるLPガスの役割について
④LPガス販売指針
⑤LPガスの料金と契約について大切なこと
□受講者のエネルギー構成
○LPガス 0名
○IHヒーターのみ電気 0名
○オール電化 2名
○都市ガス 15名
○無回答 0名
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□受講者のご感想(アンケート結果)
有難いご意見・・・
・LPガスについて知識が得られた。特に災害に強い!こと。
一方でこのようなご意見もありました。
・普段都市ガスを使っているせいで、LPガスにあまり感心がなかったですが、いつ来るかわか
らない災害、その時には良いと思うのでこれから色々勉強したいと思います。
・販売所は区に何ヶ所位あるか、価格について一番気になる。
・LPガスというもの、はじめて知りました。災害時にはとてもすばらしい働きをするものです
ね。(FRP容器は)一般家庭にはこれからですが、どんどんまず認知してもらいたいです。
・災害時FRP容器の必要性を感じた。
講習会終了後、委員長他役員の方から「大変勉強になりました。参考になりました。」とのコ
メントをいただき、今回が講師デビューである私にとり地域の皆さまのお役に立てることがで
き、講習会の効果を感じました。
今後も、より多くの消費者にLPガスの有用性を再認識いただくと共に、「かしこい消費者」
を目指していただくため、一歩踏み込んで料金・取引について認識を深めていただくべく、講
習会メニューに工夫を加えていく所存です。
また、LPガス世帯・エリアのみならず、今回同様、非LPガス世帯・エリアに対しても、L
Pガスの良さをお知らせしたく、講習会のご要望をお待ちしております。
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(広報室/中谷 嘉行) |