今回は、富山県「立山中央生活学校」(会長 山室 千惠子氏)より、同校の総会の研修
項目として、LPガスについて学びたいとのご要請を受け、約70名の参加者を集めての
講習会を開催しました。総会には、立山町の舟橋町長ほか行政及び町議会副議長、議員の
方々の出席がありました。また、地元地方紙の北日本新聞の取材があり、4月23日(日)
朝刊に当日の総会及び当講習会についての記事が掲載されました。
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山室会長による開会の挨拶。来賓席の右端は立山町長。
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富山駅から、富山地方鉄道で30分強の「五百石」駅に隣接する講習会々場は、かなり
遠くに立山連峰を一望する住宅地にあり、受講者は大部分がLPガス世帯で、都市ガスは
ゼロ、オール電化が10名弱の構成でした。
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会場の「立山元気交流ステーション」は五百石駅舎の真上
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当日は「災害に強いLPガス/地震に備えて・知って納得、使って安心」をテーマに、も
ともと災害対応力の高いLPガスの基礎知識や、過去の災害時の教訓や基にLPガス業界が
取り組んでいる供給体制の強靭化の現状を、都市ガスとの比較も交えながら、いざ大規模
地震が発生したときに備え、平常時からの心構えやチェックポイント等について講習しま
した。
併せて、2月に経済産業省からLPガス料金の透明化及び取引適正化に係る具体的措置に
ついて発表があったこともあり、消費者としておさえておくべき料金のこと、契約のこと
についても触れました。
教材は、当講習会用に作成したテキストに加え、当センターで発刊した消費者向け啓蒙冊
子「LPガスのある暮らし」を使用しました。
この冊子は、スマートフォンでも閲覧できます。
当日のテキスト
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(画像クリックでPDFファイルが閲覧できます) |
FRP容器を展示し、見て触れていただきましたが、このFRP容器はオール電化王国で
あるノルウェーからの輸入品で、同国では暖をとるのに電力では力不足の為、FRP容器
供給によりLPガスが活躍している、と説明したところ、オール電化の消費者より「うち
はオール電化ですがやっぱりガスは良いと思います。お米はやっぱりガス。」との声もあ
り、災害時のみならず平常時にもLPガスへの関心が高いことがあらためて確認できまし
た。
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FRP容器の説明に熱が入る講師 |
FRP容器は再充填できるのか?(カセットボンベは再充填が不可であることからの質問。
勿論可能。)、乗用車で運べるのか?(1本あたり内容積20ℓまで、合計内容量40ℓ
までOK。展示した7.5㎏容器であれば2本まで可能。)等々の質問もあり、FRP容
器に関して高い関心が寄せられました。普及にはもう暫く時間を要するが、期待してほし
い旨を伝えました。
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熱心に聴講される受講者
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□開催日 平成29年4月21日(金)13:30~15:00
□受講者 70名
□開催場所 立山元気交流ステーション
□富山県概況 家庭用消費量 87千トン(平成27年度日本LPガス協会データ)
人口 1,080千人(平成28年1月住基台帳データ)
世帯数 412千世帯(同上)
□立山町概況 人口 26.5千人 (平成29年4月住基台帳データ)
世帯数 9.4千世帯(同上)
□講習内容 ①エネルギー政策におけるLPガスの位置づけ
②LPガスの基礎知識 - 特徴、輸入、備蓄、用途、料金、契約等
③災害時におけるLPガスの役割について
④LPガス販売指針
⑤LPガスの料金と契約について大切なこと
□受講者のエネルギー構成
○LPガス 24名
○IHヒーターのみ電気 3名
○オール電化 8名
○都市ガス 0名
○無回答 1名
□受講者のご感想(アンケート結果)
有難いご意見・・・
・災害時に強いということを改めて知りました。
・LPガスの利便性が良くわかりました。
・LPガスが長期にわたって安心して使用出来る事などについて。
・いつも使っていても話を聞いて納得。
・わかりやすかった。
・話し方が聞きやすかったです。
・LPガスそのものについて初めて話を聞きました。とても良い機会でした。
・オール電化にしたいとは思わない。(今後する気もない)。
・オール電化ですがやっぱりガスの力は良いと思います。お米はやっぱりガス。
(文中掲載)
一方でこのようなご意見もありました。
・料金がかかり、電気よりも不便を感じます。
・ガスの利便性は良くなりました。ただ臭いは付けてありますが、目に見えない物なので
今後高齢になった時正しく使えるかどうか心配です。また、辺鄙な地区でのアフターフ
ォローについては大丈夫なのでしょうか?(点検を依頼してもなかなか来てもらえない
ということはないのでしょうか?)
・FRP容器は初めて聞いたがまだ高価で充填所が少ないとのこと。
講習会終了後、会長他役員の方から「大変勉強になりました。これからの活動に大変参考
になります。」とのコメントをいただき、微力ながら地域の皆さまのお役に立てることが
でき、講習会の効果を感じました。
今後もより多くの消費者にLPガスの有用性を再認識いただくと共に、「かしこい消費者」
を目指していただくため、一歩踏み込んで料金・取引について認識を深めていただくべく、
講習会メニューに工夫を加えていく所存です。
更には、LPガス世帯・エリアのみならず、非LPガス世帯・エリアに対しても、LPガ
スの良さをお知らせしたく、講習会のご要望をお待ちしております。
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(広報室/野村 晃久) |