LPGC WEB通信 Vol.20 2015.11.10発行
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山口県熊毛郡平生町にて「LPガス講習会」を開催 |
山口県熊毛郡「平生町消費者問題協議会」会長 川岡順子様の呼びかけで、事務局の山口 県平生町役場の経済課・中村武央様より「LPガス講習会」に申し込みがありました。「L Pガスの危険性、安全な使用方法」をテーマで、LPガス全般を勉強したいとの主旨です。 同協議会は「山口県地域消費者団体連絡協議会」吉冨崇子会長がリーダーとして、消費者問 題の課題解決、地域の活性化、地域に元気、をスローガンとして地域のエネルギーにも関心 を示し、組織的に活動しています。振興センター主催の「LPガス講習会」はとっても評判 良いとのことで、県内各エリアより複数の申し込みがあり、因みに、今年度のLPガス講習 会全25回のうち山口県で開催されるのは6回(24%)です。 また、当該地域は瀬戸内海に面し、都市部より離れているため、分散型エネルギーとして 「LPガス世帯」が主体であるが、中国電力の電化攻勢によりオール電化(一部IH)世帯 が予想以上に多かったです。LPガスのPR活動、啓発活動が重要である事を再認識しまし た。 LPガスが無かりせば、生活できないとのコメントもあり、これら事前打ち合わせにより、 LPガスの基礎・概要・取引・料金等幅広い角度から講習を行ないました。 参加者の方々からも貴重なご意見もいただき、有意義な講習会となりました。 □開催日 平成27年9月3日(金)10:00~11:30 □受講者 37名 □開催場所 平生町平生村 中央公民館 住所:山口県熊毛郡平生町大字平生町210-1 □山口県概況 全世帯数 657千世帯(平成25年、住民基本台帳) LPガス世帯数 358千世帯(平成25年、石油化学新聞社) LPガス比率 約55% LPガス消費量 274千トン(平成26年、日本LPガス協会) □講習内容 ○LPガス全般「LPガスの危険性、安全な使用方法について」 1.LPガスの概要等 2.LPガスの価格料金体系等 3.LPガスの契約関係等 4.知って、備えて、安心な暮らし |
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平生村 中央公民館 |
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開会のご挨拶をされる川岡順子会長 ・LPガスは地域に欠かせない家庭用エネルギーです。 ・LPガスのお陰で、毎日の生活が出来ています。 |
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□講習内容詳細 ・振興センターの役割・目的等を解説。 ・LPガスの誕生から現状まで、概論を解説。 ・政府のエネルギー政策にも触れ、電気・ガス自由化のポイントを説明。 ・LPガスの商流・物流を輸入から卸、販売事業者から消費者の仕組みを解説。 ・LPガスの価格・料金体系については輸入元売の価格構造・卸事業者/小売事業者の 価格。 構造、LPガス価格構成ならび料金体系の仕組み、料金制度について解説。 ・契約関係については事業者と消費者との「設備の所有権・責任の区分」を解説。 液石法第14条「書面の交付」を力説、「消費者のエネルギー選択の自由」を強調し 消費者は「液石法」「独禁法」「特商法」で守られている旨、解説。 ・「知って、備えて、安心な暮らし」ではLPガスの特性として、空気よりLNGより 重くカロリーが高く、LNGの倍のカロリーがある事を説明。意外と認識が無い事が わかった。 また、液化する事により250分の1の体積となり、貯蔵、輸送が容易となり、需要 場所での個別供給ができ、すぐれた分散型エネルギーであることを力説する。 ・消費器具の安全性の進化、マイコンメーターの機能、東日本大震災でのLPガスの大 活躍を自らの体験を踏まえ披露した。 |
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講師も調子に乗ってきました。 LPガスの利用形態の多様化を解説中です。 |
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1 所感 ・とっても熱心に聴き入れてくれました。前半のLPガス業界の概論・歴史・課題等、ま た、物流・商流・流通に関しても、新鮮さを感じて頂いた様です。 ・基本的な販売事業者と消費者との契約関係、消費者のエネルギーの選択自由等、ケジメ のある課題に興味を持って頂きました。 ・災害時対応に優れている分散型エネルギーであることの根拠をわかり易く解説。理解を 深めて頂きました。 ・90分の時間もあっという間に過ぎ、名残惜しい発言がありました。講師冥利を感じま した。 2 質問・ご意見等 Q.基本的な質問・ご意見が多かったです。 ・匂いを出荷段階で付けていることが分かりました。 ・LPガスは空気より重い、カロリーが天然ガスの2倍ある事等、都市ガスとLPガ スの違いが分かりました。 ・マイコンメーターの仕組み、復帰の方法が理解出来ました。 ・LPガスの性質、安全性、災害時の対応がすばやくできることが分かりました。 ・LPガスの仕組みが良くわかった。今まで聞いてない事が多く、知識が広がりまし た。 ・LPガスと都市ガスの違い、契約関係、料金体系が良くわかりました。 ・料金体系が詳しく理解できました。 ・災害に強く復旧が早い事が分かりました。 ・台風時停電になったが、LPガスは使え安心しました。 ・料金制度の話をもっと聞きたかったです。 |
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3 アンケート結果について(回答数 37名) ①満足度 ・十分満足 24 ・どちらかと言えば満足 13 ・どちらかと言えば満足できなかった 0 ・満足できなかった 0 ・無回答 0 計 37 *満足度(「十分満足」「どちらかと言えば満足」の割合):100% |
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4 ご家庭のエネルギーは? 参加した方から(正式にはアンケートにご回答いただいた方)ご利用のエネルギーを聞き ました。結果は、下記の通りで大半はLPガスをご利用です。平生町は都市ガスの供給区域 ではないので、LPガスが無くてはならない家庭用エネルギーです。 意外でしたが、電化世帯も散見されました。 □LPガス 25名 □IHコンロのみ 4名(給湯は灯油、LPガスと思われる) □オール電化 8名 □都市ガス 0名 □計 37名 |
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熱心に聴講される受講者の皆様 |
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(広報室/酒井賢二) |