LPGC WEB通信  Vol.10  2015.01.05発行 

 新年のご挨拶


 新年おめでとうございます。旧年中はエルピーガス振興センターの事業活動にご支援ご協
力を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、昨年4月の「エネルギー基本計画」見直し、あるいは総合資源エネルギー調査会
「石油・天然ガス小委員会」中間報告などにおいて、LPガスの供給安定性や活用への期待
が高まりつつあることはご高承のとおりです。

 その「安定性」につきましては、米国からのシェール由来LPガスの輸入が一昨年昨年と
本格化し、今年は数量的にも増加するものと見込まれています。当センター主催の国際セミ
ナーでも、昨年は過去最大630名の方々にご参加いただき、供給面からの議論も活発にな
されたところです。このような活動もソース多様化の一助になったのではないかと自負して
おります。
 今年も第20回国際セミナーを3月5日~6日に開催いたします。20年目の節目を迎
え、テーマを「成長するLPガス市場~その過去・現在・未来を考える」といたしました。
産ガス国を始めとして国内外の関係者が一堂に会し、シェールガス由来LPガスの市場に与
える影響、各産ガス国の現況、また、パナマ運河の拡幅状況、先進諸国や新興国での用途開
発など、幅広い分野で情報交換を進め、関係諸国との友好を深めていきたいと考えていま
す。

 第二の「活用への期待」につきましては、全国9会場での「地方懇談会」において、事業
者側から「LPガスの地域密着型産業としての地域貢献へ期待」と題し、都道府県LPガス
協会の日頃のお客様に対する活動実績や計画をご報告していただきました。また、防災協定
・災害対応、便利なエネルギーであるLPガスの活用についても事例に基づいた説明をして
いただきました。消費者代表からはそれらに対して高い評価が得られております。いざとい
う時のLPガスの供給安定性や環境に優れた高効率器具についてもご理解をいただいたと思
います。
 新年度におきましても、お客様とLPガス販売事業者の信頼関係をますます高めるため、
また、頼りになるLPガスを理解していただく場として、「地方懇談会」や「講習会」を充
実してまいります。

 販売事業者につきましては、昨年度少し視点を変え、過疎地や島しょ部に代表される過酷
な条件下で経営している事業者を中心に調査をいたしました。この調査から「エネルギー競
合時代に生き残る販売事業者の理想像」を探り、具体的な方向性などを示すことができまし
た。今年は、LPガス料金を中心テーマに調査をしておりますが、結果につきましては、新
年度にご報告いたしたいと思います。

 また、当センターの国際・広報・調査研究など各事業の成果につきましては、秋季に「研
究成果等発表会」を開催し、関係者の方々にご報告いたします。皆様の事業活動の一助にな
れば幸いです。
 さらには、昨年4月に創刊いたしました会員様向けメールマガジン「LPGC WEB通
信」は、大変ご好評をいただいておりますが、今年は今まで以上にスピード感のある・質の
高い情報の提供を目指していきたいと思いますので、引き続きご愛読のほど、よろしくお願
い申し上げます。

 本年も、エルピーガス振興センターの各事業へのご理解とご支援をお願いし、LPガス業
界の益々の発展と皆様のご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。