LPGC WEB通信  Vol.37  2017.04.10発行 

平成28年度第二回理事会開催報告

 去る3月23日、当センターの「平成28年度第二回理事会」が、理事20名、監事2名の
ご出席のもと、霞が関コモンゲート西館「霞山会館」で開催いたしました。
 主な議題であります「平成29年度事業計画及び収支予算」等について熱心にご審議をいた
だきました。

1.事業計画
  平成29年度は、次に掲げる事業への取り組みを計画します。
  なお、国が行う委託事業や補助事業等は、単年度事業の公募となっており、掲げる事業に
 は、公募への応募案件も含まれています。

 ①調査研究事業として、LPガス販売事業者の経営の合理化、近代化等を推進する「石油ガ
  ス流通・販売業経営実態調査」については、国による公募に企画提案を提出、3月15日
  に採択されました。
  また、FRP容器利用拡大に向けての課題を抽出する「石油ガス地域流通事業モデル実証
  事業」については、国による公募がありましたら企画応募する予定です。
  さらに、LPガス料金の透明性確保や取引適正化等の実態を調査・分析する「石油ガス地
  域販売業実態調査」についても、国による公募がありましたら企画応募する予定です。

 ②普及啓発事業として、LPガスの講習会や懇談会開催、消費者向けの刊行物制作・配布等
  を行う「石油ガス流通合理化調査」については、国による公募に企画提案を提出、3月
  15日に採択されました。

 ③産油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち、産油・
  産ガス国産業協力事業として、産油・産ガス国と我が国との関係強化、安定的かつ低廉な
  供給確保を図ることを目的に、LPガス国際セミナーの開催等を行う「産油・産ガス国事
  業環境整備事業」については、国による公募に企画提案を提出し、3月23日に採択され
  ました。
  また、LPガス関係国との協力強化を図る「国際協力事業」については、引き続き実施す
  る予定です。

 ④石油ガスの流通合理化及び取引の適正化に関する支援事業のうち構造改善推進事業とし
  て、LPガスの安定的な供給及び取引の適正化の確保のためにLPガス販売事業者の構造
  改善を推進するための補助事業は、国による公募に企画提案し、3月22日に採択されま
  した。また、災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄の推進事業のうち
  石油ガス災害バルク等の導入事業として、大規模災害時等における系統電力や都市ガスの
  供給途絶時に、病院、避難所等にLPガスを安定供給、ライフラインの途絶を未然に阻止
  する体制を確保する、石油ガス災害バルク等の設置に要する経費に対する補助事業は、国
  による公募に企画提案を提出し、3月22日に採択されました。

 ⑤技術開発事業として、LPガスを混合することによるバイオマスエネルギーの有効利用に
  関する国内外の動向を調査、具体的なビジネスモデルの構築に向けた課題の抽出と検討を
  引き続き行います。

 ⑥広報活動として、LPGC講演会(仮称)の開催、賛助会員へのメールマガジンの定期配
  信及びホームページを通じた情報発信等の事業を実施いたします。

2.収支予算
 29年度収支予算は、経常収益236,681千円、経常費用265,430千円で承認されました。
 移行法人としての「公益目的支出計画」に基づき、毎年35,000千円を費消することとなっ
ており、こちらの計画も着実に進めていくことにしております。

(総務部/畑中耕一)